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ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

重大事故を日頃から防ぐ

仕事論

ハインリッヒの法則という良く知られた法則があります。

「1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、さらにその裏にはケガまではないものの、300件のヒヤリとした体験が存在している」というものです。

1つの大きな重大事故で、こつこつとやってきた長い間の努力が無になってしまう恐れのある事業経営では「300件のヒヤリ」に日頃から敏感になるべきだと思います。

私が感じる日常の「ヒヤリ」の例を挙げてみます。

・日常の「報・連・相」が手抜きされている
→事前に仕事の状況が共有されなかった。たまたま、物事がうまく進んだ

・品質保持に必要なプロセスが抜けていた
→たまたま不具合にならなかった

・勤怠が乱れがちになっているのを放置している
→次第に雰囲気が乱れ、各自の仕事の質、プロジェクト全体のモチベーションが徐々に下がっていく


私は、あまり人にとやかくいうようなことは好きではありませんが、このような将来の大きな事故につながっていく行動を無意識にとっている人には、厳しく言って、将来の大事故発生の未然防止を心がけています。

そして、これらの改善・修正は、物事がうまく進んでいるときほどしっかりやるべきです。組織がうまくいかなくなってから、ああだこうだと言ってもうまくいくものではないでしょう。攻めている時の守りもしっかりやってこそ、守った後の攻撃がさらに勢いが増すというものです。

このようなことをいうと、自由がないと思う人もいるかも知れませんが、規律と自由は両立するものです。規律のない組織は無駄な動きが多くなり、組織として思ったような成果は出ません。

また、このような事故を防止する活動は、トップの人に言われてるうちだけやって、トップがその場からいなくなったらやらなくなるようでは全く意味がありません。2番手、3番手のリーダーレベルの人がその重要性をしっかりと理解し、自分のチームメンバーに周知・徹底させることで、真の意味で組織で事故を防ぐことができるようになっていくのではないでしょうか。

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