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ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

目的を確認すること・伝えること

最近、目的を確認することの大事さを再認識しています。

・その仕事は、なにを目的としているのか
・その仕事によりどのような効果があるのか
・その資料はどのように使われるのか

というのは、目的を確認するということだけで、やらなくても良いことをやらないで済むということが、最近よくあったからです。「仕事をやらない」というと消極的なイメージを感じる人もいるかも知れませんが、みんなが忙しいこの時代、やらなくてよい事を最初からやらないという事はとても大切なことだと思っています。間違ったものを一生懸命つくっても価値は生みませんし、その分、他の価値ある仕事に力を集中することができるのですから。


2つのタイプのシステム屋がいたとします。

システム屋A:
人から仕事を依頼され「はい、わかりました」と答えて、一目散に仕事にとりかかる人。

システム屋B:
仕事を依頼された時に、その仕事の目的を確認し、納得の上で仕事を進める人。


システム屋Aさんは、お客さんと次のようなやりとりを繰り返します。

お客さん「こんな機能がほしいですね」
システム屋A「はい、わかりました!!つくります」

数日後・・・

システム屋A「つくりました!!!」
お客さん「つくってもらったけど、問題があるのがわかってて使えないんです。。。」
システム屋A「。。。」


一方、システム屋Bさんは、こんな会話になります。

お客さん「こんな機能がほしいですね」
システム屋B「その機能を画面につけると、こうこうでこうで問題にならないですかね」

お客さん「やっぱり、必要ないですね(笑)」
システム屋B「どうして、その機能が必要だったんですかね?」
お客さん「こうこう、こんなことがしたかったからです」
システム屋B「それだったら、こんな機能はどうでしょうか」

どちらが一緒に仕事をしていて頼もしいとお客さんは思うでしょうか。言われたことは一生懸命やってくれるけど、作業自体に意識のほとんどが行ってしまう人。一方、仕事の目的全体を見通しながら、仕事の依頼者と同じ目線で仕事をする人。今回の例の場合、システム屋Aさんとお客さんは「共倒れ」したことになります。当然、後者のBさんを頼もしいと思うことでしょう。

目的を確認する時には「想像力」が重要です。つくった機能がどのような効果を生むのか。つくった機能がどのように使われるのか。使った人はどのように感じるか、使いやすいか。想像力を使うことによって、全体がみえてきます。


一方、人に仕事を依頼する立場の人は、その仕事の目的を明確に伝えることです。特に、新人や若手の人に仕事を依頼する場合、とても大事になります。あれやって、これやっての使い走り方式の作業依頼では、目的と違う結果になっても文句は言えません。


この「仕事の目的を確認する・正しく伝達する」能力は「コミュニケーション能力(スキル)」の1つといえるでしょう。


このネタで話をする時、自分が新人時代に、先輩からある報告会議用のシステム運用資料の作成を依頼されたことを思い出します。この時は、先輩から資料の目的を聞かなかったために、資料を作成するのは苦痛だし、できあがって持っていったら、文句を言われるし。あとから、その会議に出席するようになり、その資料の使われ方を理解した時、「それなら違う作り方があったのに」と悔やんだのを思い出します。

それ以来、人に仕事を頼まれた時は、目的を確認し、人に仕事を頼む時は、仕事の目的がはっきり伝わるように心がけています。

・・・と、書いてきましたが、この話題でブログを書いたのが、自分の仕事を客観的に見つめ直す良い機会であると思っています。できていると思っているのは本人だけ・・・というのは良くあることなので。